Archive for 1月, 2011

1月 27

ワイン飲み比べ

シニア・ワイン・アドバイザーの友人が、開催しているワイン会に参加しました〜。
今回はなんとイタリアワイン「王様」と「女王様」飲み比べができるスペシャル企画です!


場所は、行きつけのショットBar「TENJIM PROP」(天神プロップ)

名前通り、天神橋筋商店街の中、大阪天満宮の近所にあります。

この辺の商店街にしては珍しく深夜まで開いているので
夜型なクリエイター(テレビ、ラジオ、グラフィックなど色々)の
溜まり場となっているBarです。
(もちろん堅気な方々も来られますし女性一人でも安心な雰囲気です)






音楽マニアなマスターのコレクションで、半端無い数のLPレコードが置いてありますので、昔の洋楽ファンが懐かしい曲を満喫できるスペースでもあります。
(マスターの音楽話はかなり濃い〜ので、話を振る時は覚悟して下さい^_^;)


さて、主題は「ワイン会」でした。

Sato Wine Retailing (サトウ ワイン リテイリング)佐藤さん
主催していま〜す。

イケメン!(というか男前)

シニア・ワイン・アドバイザーで元ラガーマン

佐藤さんが独自のルートで仕入れたワイン(スパークリング・白・赤の順で

数種類)を料理とコラボさせながら味わい、ビギナーにもわかりやすく

ワインの説明をしてくれます。

上級者が集まる敷居の高そうなワイン会とは違って、気楽にわいわいとワインを

楽しめるカジュアルな呑み会です。

この日のワインは6種類。イタリア産で揃えてくれました〜
(会費はなんと5,000円という大サービス!!^^)





まずは辛口のスプマンテからスタート!

洋ナシの香りで癒されるスパークリングです。


その後、白ワインが2種類とミディアム・ボディの赤ワインが続き

合わせて料理も続々登場。




この日の料理メニューは

ラタトゥイユ

ゴルゴンゾーラのチーズボール

イワシのマリネ




グリーンサラダ
4種のチーズの手作りピザ(ワインにぴったりで大好評〜)→ → →
ペスカトーレ
ロールキャベツのクリームソース














さすがに、このワイン会を何回か開催しているお店だけあって、

どれもワインによく合っていました〜 :-P

「バーなのにフードが充実しててええわぁ〜」と同行していたアラフォー同級生たちも満足な様子。


そして、最後は今回の目的のコレ!
イタリアワインの「王」と呼ばれる「バローロ」
同じく「女王」と呼ばれる「バルバレスコ」の飲み比べです!


どちらもぶどうの品種はネッピオーロ種、そして生産地域もピエモンテ州のごく近所同士。

なのに何故、片方が「王」でもう一方が「女王」なん〜?

という素朴な疑問から始まったこの飲み比べ企画。

普通にバーなんかでそれぞれ飲んでも、素人には味の違いが分かりませんので

これは是非ともグラスを二つ並べて味合わなければ・・・

どちらも、高いモノは○万円という高級ワインですが、今回は誰でも気軽に楽しめる
ワイン会ということで、リーズナブルなモノを用意して下さいました。
とは言え、「フォンタナフレッダ」は歴史がありバローロ作りの名門だそうです。








しかし、同じ生産者のバローロ(2005)」

バルバレスコ(2006)」(ホンマはもうちょい熟成させた方が良いらしいです)

ほとんどぶどう畑の土地が違うだけという微妙な違いが素人にわかるんでしょうか・・・(^◇^;)

見た目は、特に違いは無さそうで。。。

香りは、う〜ん、そんなに変わらん気がするなぁ。。。

んじゃ、味は・・・、おぉっ、ちょっと違う!けど、どう違うか言葉で説明できません。。。

そんなことより、どっちも美味しいんですよ!

もうちょい熟成させておいたら、もっと美味しくなるんやろな〜〜という期待感も含めて。(^^)

いやあ、改めてソムリエ(ワイン・アドバイザーも同じ)の味覚&嗅覚ってスゴイわ(^_^;)

やっぱり誰かに選んでもらうのが一番だと、確信しましたわ(^^ゞ (飲み比べの報告になってなくてスミマセ〜ン)




さらに、佐藤さんが個人的にキープしていた「バローロ」

ルイジ・エイナウディ Barolo”Nei Cannubi” DOCG)もオプションで登場!

特価でグラス売りして下さいました!!これ、めっちゃ美味しかったです(*^_^*)


それにしても、貴重な飲み比べ体験をさせていただきました☆

もっとお高いバローロは、もっともっと美味しいのかもしれませんが(自力では無理)

小市民(特に大阪人※)にはコストパフォーマンスも味のうちですから(負け惜しみ?)

これからもお手頃価格で好みに合うワイン探しを続けま〜す!

佐藤さん、よろしくお願いしま〜す(^_-)-☆


佐藤さんのブログには、ワインに関する色んなことが書かれていて興味深いですよ〜。キイワードは「ドングリアーノ
http://ameblo.jp/donguriano

ネット販売もしてはります。↓↓

http://item.rakuten.co.jp/donguriano/c/0000000166/

ずぼらーな私はいつも家呑み用にお勧めワイン色々をダース買いさせていただいてます。

ワイン会は定期的に行われています。お問い合せはコチラ→ d.sato@satowine-r.co.jp
なんせリーズナブルに色んなワインを味わえて新発見が出来ます :-P


※バラエティ番組「秘密のケンミンSHOW」などで既に大阪人のキャラは暴露されていますが(^_^;)

「高くて美味いのは、当たり前!」「美味くて安い!!」が一番なのです。

1月 20

WICKED

劇団四季のミュージカル「WICKED」を観に行ってきました〜(^^)

トニー賞3部門を受賞し大人気のブロードウェイミュージカルの四季バージョン!

NYのタイムズスクエアでもあの緑と黒の看板が目立っていたのを想い出します。

最近ライブハウスばっかりで、

ミュージカルに行くのは久しぶり〜♪

以前、劇団四季の広報にいた同級生のAちゃんが

去年から誘ってくれていたのですが、延び延びになっていて

千秋楽を目前にやっと実現しました〜(^◇^)

写真撮影はできないので、カメラは持たず。。。
(←なのでフライヤーだけの掲載でスミマセン・・・^_^;)

正直言うと、大人気の作品といえど子ども向けかなぁ。。。

とあまり期待していなかったのですが

想像以上に大人も楽しめる内容でめちゃ良かったです :-P

まず舞台装置や衣装がゴージャスで、

ライティングがとても上手く演出できています。
「THE UNTOLD STORY OF THE WITCHES OF OZ」
(オズの魔法使いの知られざる物語)でもあるだけに
「オズの魔法使い」と照らし合わせながら観ると

「なるほどね〜!」とほくそ笑んでしまえます。

 
主役のエルファバ(悪い魔女)を演じた岡村美南さんの歌声が素晴らしく
さらに!フィエロ(魔女の恋人)役の北澤裕輔さんがめちゃイケメン♡です!!
写真撮影できていないので、ネット検索してみて下さい(*^_^*)

 
実はこの作品、湾岸戦争がきっかけで作られたとも言われていて、人種差別や本当の正義とは?などの社会問題を含んだ

アメリカらしい内容でなかなか奥深いストーリーです。

物事を多面的に見ることの大切さが再認識できます。

今度、NYに行ったら本場ブロードウェイ版を観てみたいと思いました♪♪♪
Aちゃん誘ってくれてありがとう〜☆

1月 3

最古の神社で初詣

この辺りで初詣といえば、熊野本宮大社、速玉大社、那智大社などの熊野三山が有名ですが、それ以外に

日本最古の神社がある!というので、行ってみることに。
「日本最古ってホンマに〜???」今まで聞いたことが無い名前だったので、ちょっと半信半疑であります・・・


熊野古道の浜街道沿いにありました。

花窟(はなのいわや)神社

石碑の上の方に「日本最古」の文字を発見! → → → → → → → →
(見えます?)

しかも「熊野参詣道伊勢路の一部」として
世界文化遺産登録されてます。

でもよく旅番組の取材でお邪魔する様な
大きな神社ではなく、こぢんまりと
味わいのある「村の鎮守」の雰囲気。(^_^;)


これは穴場かも〜



参道を歩いていても立派な社殿などは
ありません。





でも奥へと進んでくと目の前にそびえるのは高さ約70メートルの巨岩!→ → →

実はこちらが御神体でそのすぐ下に質素・・・いえ素朴な祭壇。












御祭神は、日本神話に登場する国生み・神生みを行った女神・伊弉冊尊(イザナミノミコト)

「日本書紀」に、その亡骸は「紀伊の熊野の有馬村(=三重県熊野市有馬の花窟神社)」に葬られたと記述があるそうです。

全く知りませんでした!(◎-◎;)

小さな神社ですが、さすが世界遺産だけあって、バッジをつけた団体さんも来られたり、思った以上の参拝客。




岩の上の方をよ〜く見ると
ごつごつと複雑な形をした岩から縄が延びています。
年2回(2月と10月)に行われる「御縄掛け神事」が有名なんだそうです。

二見の夫婦岩の大注連縄張神事(おおしめなわはりしんじ)
のようなものでしょうか・・・?




境内の小屋(建物と言うより小屋という表現がぴったりな大きさと造り)に
その神事の写真が数枚掲示されていました。




70mの岩の上って
恐そう・・・

奥に見えるのは熊野灘


この縄を掛け替えるために浜辺には人が沢山出ていますが自由参加らしいです。
昨年10月に両親が参加したと自慢していました(^_^;)




浜街道から神社を眺めると
巨岩の上の部分とそこから延びてきた縄が見えます。

←電柱みたいな柱に縄を渡してあります










目の前には太平洋の大海原。

デジカメにパノラマ機能がついているのを思い出し、初めて使ってみましたが ↑ 随分と湾曲してしまいました・・・(◎-◎;)
お正月の1日・2日とも快晴で青い空と青い海を眺めているだけで晴れやかな気分になりました\(^O^)/

今年も頑張りましょう!

1月 2

しぼりたて生原酒

皆さん、お節で好きなおかずって何ですか?

数の子、田作り、れんこん、くわい、黒豆、きんとん・・・

正月には必ず体重が増えるのが悩みのアラフォーです ;-)


と正月太りを気にしながらも、欠かせないのは日本酒!ですね〜。




今年の祝い酒は、頂き物の

佐々木酒造「古都しぼりたて生原酒」(*^_^*)

特に派手な装飾を施しているわけではないのですが、

なんといってもしぼりたて生原酒

ということは、・・・

アラフォーが大好きな限定品に違いありません!

瓶には商品名を掲げたラベルがついておらず、裏のシールのみという素朴さ。

そこがまた、出回ってない感を醸しだし、貴重に見えてくるから不思議です(^_^;)





醸造元の佐々木酒造は明治26年創業、京都市上京区の造り酒屋さん。

京都の造り酒屋といえば、まず伏見を思い浮かべますが

歴史を辿るとその起源は洛中(京都市内)にあったそうで

こちらは洛中に残る唯一の造り酒屋さんだそうです。

室町中期の洛中には300軒あまりの蔵元があり、兵庫のを上回り日本最大の酒処で、佐々木酒造さんの創業当時でもその数は131軒と、伏見よりも洛中の方が
蔵元の数も生産量も多かったんだそうです。

場所は二条城の北、豊臣秀吉が建てた聚楽第の南端にあたるらしいのですが、
秀吉がここを選んだ理由の一つに「水の良さ」があったそうです。

ここで歴史好きの方ならぴーんと来ると思いますが、秀吉といえば、切っても切れないのが千利休

聚楽第の敷地にも茶室を建て、そこでお茶を楽しんだという話も残っているそうですので
当時から水質の良い地域であったと言えそうです。




そんな歴史ある佐々木酒造さんですが、実は

俳優の佐々木蔵之介さんのご実家だそうです(*^_^*)

だからどうやねん?って突っ込まれるかもしれませんが・・・(^◇^;)

イケメンのご実家というだけで、なんか美味しそうちゃいます?
(当代は蔵之介さんの弟さん。ですが元々は蔵之介さんが家業を継ごうと
神戸大学の農学部に行っておられたそうです)

すごくフレッシュで後味がさっぱりしていて
ガンガン飲みすぎてしまうけど後に残らない初春らしい爽やかなお酒でした(^^)

朝から堂々とお酒を飲めるなんて、幸せ至極です〜

今年も楽しくて美味しいお酒が飲めますように☆(^_-)-☆

1月 1

さんま寿司

Posted in グルメ

皆さま、あけましておめでとうございます!本年も何卒よろしくお願い申し上げます>^_^<

年末年始は仕事がなければ実家で過ごすことが恒例となっている独身の身(^_^;)


実家で正月を迎えると、お節料理と雑煮に必ずついてくる定番があります。それは

さんま寿司

さんまの姿寿司とも言われ、尾頭付きの時もあります。

(最近は食べやすいよう頭が無いバージョンが多い)

子どもの頃から、年末になると田舎の叔母さんたちが
こしらえてお餅と一緒に送ってくれるので
取り立てて珍しいと思ったこともないんですが
実は紀南(紀伊半島の南一帯、和歌山県と三重県の南)の郷土料理なんです。


軽く酢でしめたサンマと結構な量のご飯で
食べ応えがあり、ほのかな柑橘系の香りで
味はあっさりしていて美味しいんです!

サンマ(秋刀魚)といえば
読んで字のごとく「秋の味覚」ですが

父の田舎である新宮(和歌山県の東端、三重県との県境)では、晩秋からがサンマの季節。




脂ののった三陸沖の秋サンマが親潮に乗って南下し
熊野灘で捕れるのが晩秋。

長い間、潮にもまれることから身が引きしまり脂が落ちている
(=ヘルシー!)のが特徴で

それを頭も内臓も取らずに丸ごと干す「さんまの丸干し」や
さんま寿司」がこの辺りの冬の名物、まさに「冬の味覚」なんです。

最近では、決して安くないサンマですが
父親は幼少の頃からさんま寿司を食べていたと言います。

戦後間もない昭和20年代の貧しい暮らしの中でも食べられたということは、かなりサンマは安かったんでしょう。

そう言えば、子どもの頃、サンマが大漁な年に祖母が一匹5円で買ったと話していたのを思い出しました!(*_*)




熊野灘はさんま漁発祥の地と言われ、約300年前の江戸時代にこの地方で刺網漁が開発され
全国に広がったと言われているそうです。

熊野古道の浜街道沿いに、さんま寿司発祥の看板を発見!→












看板のすぐ前から海を眺めるとサンマが水揚げされる遊木漁港が遠くに望めます(奥の山がへこんだ辺り)

(熊野灘の元旦は日本晴れ!真っ青な太平洋が爽快でした〜(^^))

郷土料理なので作り方は、地域や家庭によって違うらしいですが、叔母に確認したところ
生のサンマを背開きにし、10日ほど塩をして(これは1〜2日の人もいる)、丁寧に骨を取り除き、甘酢で半日(これもそれぞれ)
ほど締めます。この時、和歌山らしくミカン酢(橙または柚子などの柑橘類)を加えて生臭みを消すそうです。
なるほど〜、まさに和歌山の海の幸と山の幸の出会いもの!ですね(^_-)-☆

絞めたサンマの上に酢飯をのっけて巻き簀で巻いて出来上がり〜!細かいですが、これは紀南流の作り方。

「背開き」でではなく「腹開き」で押し寿司にする地域もあるそうです。

私は背開きしか見たことがありません。。。

背中の青い筋が両側にあると「背開き」で、真ん中が青いと「腹開き」。全く別物に見えますよ〜。(*_*)

酢の効き加減も家庭それぞれですが、うちのはマイルドで、小学生の甥っ子や姪っ子も大好きです(^_^)v

あ、ちなみに1月10日は「さんま寿司の日」だそうです。