Artist in Brooklyn
大阪の知人の同級生が、Brooklyn(ブルックリン)でアーティストをしているというのでアトリエを訪ねました。
Manhattanから地下鉄に乗って、BrooklynのCarroll Streetへ。
洒落たバーやレストランが並ぶ Smith Street から歩くこと15分ほど。
Canal(運河)を渡ってしばらく行くと、
アートな香りがする古いビルを発見。
築100年以上とお聞きしておりましたので、どんなビルか楽しみです。
入口の何気ない住所もアートに見えてしまうのは→
先入観からでしょうか・・・?
↓アトリエの主、Michiyo Iharaさんで〜す(バリバリの大阪出身ほんわか系※)
Michiyoさんの作品は、鉛筆のdrawing(ドローイング)
これよ〜く見ると周りに蛾が描かれているんです →
女性で蛾が好きって、珍しいですよね〜
Snow Flakesというシリーズで描かれています。
雪の結晶は、よーく見ると一粒一粒違っていて同じ物が二つと無い、
人間も同じく一人一人違っていて「無限ってAmazing(すごい)!」
ということがテーマなんだそうです。
これ、中心から描いていくのですが、描き始めから全体像のアイデアがあるわけではなく
気の向くまま書き進めて行くそうですよ〜。もちろん全て手描き。
めちゃくちゃ細かい作業で1枚仕上げるのに平均2〜3週間くらいかかるんだそうです。
ちなみに今、描きいているのは少し大きいサイズで、
最低1ヶ月間費やし丁寧に描き上げるんだそうです。
おおーっ、今度はドクロですよ → → → → →
でもかわいいお花や綺麗な蝶をモチーフにしたものもあります。
作品は、こちらのアトリエかまたは近くの SHOP ART GALLERY
というギャラリーで手に入ります。
このアトリエ、とても明るくて天井が高くて素敵なのですがさらに
窓際には植物がいっぱいで、大変癒されます。
趣味はガーデニングだそうです。
親指くらいの大きさのかわいい〜サボテンの赤ちゃん。
自分で植え替えて育てているそうです。
大好きなレゲエが流れていて、ハーブティを頂きながらまったりと
過ごしてしまいました ♪
この古いビルには、年代物のエレベーターがついていて
かなり大きな物を運ぶことが出来るそうです。
中に入って上を見上げると・・・
枠組みだけの簡単な作りでレンガの壁がむき出しになっています。(写真ではイマイチ伝わりませんが・・・)
残念なことにブルックリンでもこういう味のある古いビルがどんどん壊され建て替えられているそうです。
下のフロアでは、ご主人がArt frame(額縁)の会社をされていて
彼女は、Artworkをframe に Fit するお仕事、つまり
日本語では「額装師」と呼ばれるお仕事をしています。
だから、自分の作品に好きなフレームをいつでもつけることができるんだ
そうですが、オーダーメイドのフレームは結構高いらしいので、
そういう意味では「ラッキー!」とおっしゃってました。
ここEAST FRAMES では、フレームをつけるため沢山のアートを預かっていて、学生さんの作品から本格的アートまで
色々扱っておられます。
中には、著名な女流写真家
Annie Leibovitz(アニー・リーボヴィッツ)のオリジナル作品も!!
ジョン・レノンが射殺される直前に撮影されたことで有名な
John&Yoko(ジョン&ヨーコ)と
青い顔の The Blues Brothers(ブルースブラザーズ) →
貴重なアートにフレームをつける仕事は、めちゃ緊張するらしいです。
当然ですよね。傷でもつけたら取り返しがつかないんですから…
フレーム職人のご主人は、俳優の長谷川 初範風の
優し〜いジェントルマン。 (神戸ご出身)
うーん、羨ましいっすね
さてさて、この後ご自宅にもお邪魔したのですが、
そこにはアラフォー必見なグッズが!
ブルックリン在住アーティストのお宅訪問、お楽しみに〜
※ほんわか
これは全国共通語なのでしょうか?関西の某Y局さんの番組に「大阪ほんわかテレビ」というのがあります。
日曜の夜放送している、関西ローカルの情報番組で、かなりほんわかしています。
6月 28th, 2009 at 17:29
レポートありがとうございます!
まるでそこに訪れて自分の目でみているような気持ちで拝見しました。
フレームのフィッティングって、不器用なワタシには絶対出来ない仕事です。
ご主人にもお会いしたことが無いので、嬉しさひとしおです。
それにしても・・・こんなに古い、いや、時代を感じさせる建物だったんですね。
6月 30th, 2009 at 23:16
MINIANさん
こちらこそご紹介いただきありがとうございました。
とてもいい雰囲気のビルですよ〜
他にも色々なアーティストさんがアトリエを構えていらっしゃいます。
9月にこの辺りのアトリエがオープンになって見てまわることができるイベントがあるらしいです。